文科省 中教審、大学入試の一体的改革を答申

中央教育審議会では、平成26年12月22日の第96回総会において、「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について(答申)」を取りまとめた。答申とは、高大接続改革を初めて現実のものにするための方策として、高等学校教育、大学教育およびそれらを接続する大学入学者選抜の抜本的な改革を提言するものである。

現在の教育や大学入試は、知識の暗記・再生に偏りがちであり、思考力・判断力・表現力や多様な人々と協同する態度など、真の学力が評価されていない。そのため、「高等学校基礎学力テスト(仮称)」と「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」について一体的な検討を行い、「高等学校基礎学力テスト(仮称)」については平成31年度から、大学入試センター試験を廃止し、思考力・判断力・表現力を中心に評価する「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を平成32年度から段階的に実施することを提言した。

具体的な評価方法は、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の成績に加えて、小論文、面接、プレゼンテーション、資格・検定試験の成績を活用することが考えられる。

文部科学省 中央教育審議会、大学入試の一体的改革の答申に関する詳細は、ウェブページから。

〔2014/12/24 東進タイムズ